いくつかある防草対策の方法の一つで、土の質感を残したままで、確実に防草対策のできる方法をご紹介致します。
簡単にご説明致しますと、土を薬品で固めて草の根が生えて来ない様にする、という物です。
この方法の特徴としては、
施工前の状況です。
敷地内は草が生え、水はけも悪く、雨水が溜まりやすくなっています。
土を取る
まずは、現状の土を取り除きます。
土舗装5cmと下地の砕石10cmの合計15cmを取り、砕石を敷き転圧をします。
これが、固める土の元となる材料「舗装名人」と言う商品です。
固める土を作ります。
土は一般的で、どこにでもある「真砂土」を使います。
ミキサーを使って真砂土と「舗装名人」と水を決められた配合と練り時間で混ぜます。
練り合わせた材料を敷き均して行きます。
敷き均しの厚みも仕上げに左右する為、かなり慎重に敷き均して行きます。
敷き均した後は、プレート(コンパクター)を使って踏み固めます。
プレートを使って踏み固めた後は、ホースを使って水を散水します。
水を散水する事で、硬化後の強度をさらに高めます。
施工直後です。
この状態でも、人が歩ける程度の強度はあります。
そのあとは、1週間~2週間程度、シートを掛けてゆっくりと硬化させて行きます。
冬期は凍害(霜ばしれ)の危険性が高い為、保温シートを敷いて2週間は養生します。
まずは梱包用のプチプチシートで養生します。
その上からブルーシート養生します。
この状態で2週間程度養生します。この養生期間は必ず確保したい期間です。
そして養生期間が終わったら完成です。
見た目の色も綺麗で、自然です。
土色の温かみもこの施工方法の良さの一つだと思います。