2016.7.6
夏の暑い日差しから愛車を守るカーポートについて
こんにちは~。
安来市、松江市、米子市で外構、エクステリア工事を設計施工しているマエダプラスターズの前田です(^-^)
夏の厳しい日差しから、愛車を守るカーポートについてご紹介します。
毎日暑い日が続きますね(^_^;)
私達の生活に欠かせない必需品の一つに自動車が挙げられると思いますが、
この自動車も私たちと同じ位、紫外線を浴び続けています。
大切なマイカーを紫外線や雨や雪から守る「カーポート」の事を皆さんご存知でしょうか?
「カーポート」とは?
住宅の駐車施設の総称で、主に屋根と柱だけの構造物を「カーポート」と呼んでいます。
雨や日照から自動車を保護する事が、本来の目的となります。
機能性が最も重要ですが、敷地内におけるファッション性も注目する点の一つとなっています。
庭のデザインの一部としての位置付けが確立されつつあります。
カーポートの種類として、
大まかに「片側支持タイプ」「両側支持タイプ」「背面支持タイプ」の3種類に分ける事ができます。
「片側支持タイプ」とは
カーポートの屋根を左右どちらかの片側で支えるタイプです。
柱は片方に2本か3本です。
柱の本数は、対応する積雪量によって変わります。
(具体例)
積雪量20cm対応→2本柱
積雪量50cm対応→3本柱
特徴:
・柱が片側にある為、車の出し入れや乗り降りがしやすいです。
・基本的には車1台用が多く、複数台で利用する場合は、組み合わせて設置します。
注意点:
・積雪時や、強風の際は「着脱式サポート柱」を使って梁を支える事をお薦め致します。
「両側支持タイプ」とは
カーポートの屋根を両側で支えるタイプです。
柱は片方に2本か3本で、両側で4本か6本です。
こちらも「片側支持タイプ」と同様に、柱の本数は、対応する積雪量によって変わります。
(具体例)
積雪量20cm対応→4柱
積雪量50cm対応→6柱
特徴:
・柱が両側にある為、駐車スペースを広く取ることができます。
・車1台~3台用までサイズの設定があり、用途や敷地の広さに合わせた大きさを選択する事ができます。
・「片側支持タイプ」と同様に、奥に連結して使う事も可能です。
注意点:
・積雪の多い地域や、風圧の強い地域では、それに対応したカーポートを選ぶ事をお薦めします。
(最近では、頑丈な「折板屋根仕様」の物も多く出ています)
「背面支持タイプ」とは
カーポートの屋根を奥側で支えるタイプです。
柱は奥側に2本か3本です。
柱の本数は、デザインや対応する積雪量によって変わります。
特徴:
・柱が奥側にある為、車の出し入れや乗り降りが非常にしやすいです。
・全ての荷重を後ろで支える為、頑丈な柱や梁が使用されています。
・デザイン性が高く、カーポートをデザインと一つとして注目する事ができます。
注意点:
・積雪量の多い地域では、対応する積雪量をしっかりと確認する必要があります。
(着脱式サポート柱が取り付けできます)
「柱、梁などの材質」について
各社が製品として販売しているカーポートは、構成している柱や梁などの部材のほとんどが、アルミニウム素材で出来ている物が主流となっています。
唯一「屋根材」だけは、別の素材が使われています。
アルミニウムの特徴:
・様々な形、厚みに加工する事ができます。
・素材が軽量である為、部品の持ち運びが容易です。
・曲がり強度が若干弱いです。
「屋根材」の素材について
カーポートの屋根部分に使われている屋根材の「素材」の種類を数種類ご紹介します。
「ポリカーボネート」
現在、各社メーカーから販売されているアルミ製のカーポートの屋根材のほとんどは、「ポリカーボネート製」の屋根材を使用しています。
これは、
「屋根材を自在に曲げる事ができる」
「軽量で加工が容易である」
「素材に弾力があり、衝撃に強い」
という特徴からです。
そして、紫外線をほとんどカットしてくれます。
「熱線遮断ポリカーボネート」
ポリカーボネート板の表面にマット処理をして、遮熱効果を上げる事ができます。
駐車中の愛車の車内温度をかなり下げる事ができます。
「ガルバリウム折板」
アルミニウムと亜鉛を使った鉄板を折板にした物で、表面がメッキ加工してある為、
腐食に強いです。
最近は積雪対応量にも関心が高くなっている為、折板タイプの屋根板を使用しているカーポートの需要が増えています。
太陽光の透過がない為、カーポートの下が少し暗くなりますが、ポリカーボネート製の折板を使用する事で、灯り取りをすることも可能です。
すごく簡単ですが、大まかな説明をさせて頂きました。
カーポートはお車を紫外線や雨、風から守るだけではなく、お庭のデザインの一部として、
自分だけの「快適空間」を演出してくれる。とても、素敵な商品です。