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2022.4.8

安来散策 ストロベリーショップ「いちごの木△」

安来市荒島町にある

スロトベリーショップ

「いちごの木△」をたずねました。

お店は安来市立荒島小学校の

すぐ近くにあり、分かりやすいです。

住宅街の一角にある、という立地で、

入口に看板などはありませんが、

すぐに「ここだな!」と分かります☺

近くまで行くと、ビニールハウスが見えてきました。

イチゴを育てるビニールハウスが

目印になっていますので、

それを目指して行ってみてください(^^♪

*詳しい場所は、こちらをクリックしてください↓

goo.gl/maps/WDbHaV8VwpQCyYqU9

ビニールハウスが3棟ならんでおり、

そのうちの1つを、

取れたてのイチゴを販売する

お店として運営しておられます。

駐車場も沢山あります

やさしい笑顔でお出迎えいただいたのは、

「いちごの木△」のオーナー

南 真之(みなみ まさゆき)さん

南さんは、兵庫県神戸市出身の38才。

神戸に住んでいた頃は、

アパレルショップで衣料品の販売と

マネージメントの仕事をしていました。

7~8年前から、お店の近くにある

奥様のご実家に行く度に、

のどかな場所柄に魅力を感じていました。

もともと、自然素材やアウトドアが好きだった

南さんにとても魅力的に見えました。

その頃の南さんは仕事に追われ、

奥様や子ども達と一緒に過ごす時間が少なく、

お住まいがマンションだった為、住環境にもストレスを抱え、

心をすり減らして生活していました。

約3年前にその生活に限界を感じ、

この地への移住を決めました。

その時を振り返り、

「仕事より家族との生活を優先したいと思った。」

「3人の子どもたちを

のびのびとした環境で育てたかった」

そして、

「子どもたちが大きくなった時に、

自分の姿をみて、将来自分もお父さんみたいになりたい。

と思ってくれるような仕事をしていきたいと思った。」

と語る南さん。

移住をしたあとは、

「自然に囲まれた場所で、自然に触れながら仕事をしたい」

と農業を志しました。

安来市では新規農業従事者への

就農支援を積極的に行っており、

2年半の農業就労支援の研修を受けたのち、

昨年の9月に独立を果たしました。

生産物の一つとして出会ったイチゴは、

南さんの目にとても魅力的に映りました。

それは、見た目や収益性なども

理由ではありますが、

何よりも

「自分が今まで培ったスキルを

最大限引き出せる可能性を感じた」

と語ります。

イチゴ農家を目指し、研修期間を務めた2年半は、

色々な事でご家族に支えられた生活が続きました。

イチゴ農家として独立し、

スタートするまでの準備期間は、

ビニールハウスの組み立てや、

お店の開店準備など、とても大変でしたが、

現在は、自分のするべきことが見えているので、

忙しいながらも、清々しい気持ちで

仕事をしておられます。

様々な苦労を経て、イチゴを生産しながら、

今までの自分の経験を生かせる

ストロベリーショップ(直売所)をオープンしました。

このお店を「いちごの木△」と命名しました。

店内には南さんが丹精込めて作った

キラキラと輝くイチゴと

アパレルショップで働いていた頃に培った

スキルを活かしたお店づくりで、

素敵にレイアウトされています。

このお店は基本的に直売所です。

お客様は陳列された商品を手に取り、

欲しい物があれば、料金箱にお金を入れ、

持ち帰る仕組みです。

細やかな配慮が行き届いた店内には、

小銭の手持ちが少なかったお客様の事を思い、

両替機が設置されていました。

お店の奥には、南さんの好きなアウトドアグッズが

並べられています。

イスやテントがあり、

くつろぐことも出来ます♪

少し暗い店内には、

こだわりを感じる照明が

取り付けられています。

店内の配置や見え方にも

アパレルショップ時代の経験が

活かされているだな。と感じさせる店内。

イチゴの関連した小物が

さりげなく置かれています☺

今は許可の関係から、売り物は少ないですが、

今後は小売り業や露天商の許可を得て、

「雑貨類やテイクアウト商品などの販売もやっていきたい」

と展望を語っておられました☺

続いて、お店の隣にある、

イチゴの生産をしているビニールハウスの中を

見させていただきました。

あきひめや、紅ほっぺなど

様々な品種を作っておられます。

丹精込めて育てているイチゴたちが

次々と熟し始め、赤くなっていました。

イチゴ販売で売上になるのは

11月から5月ごろまでです。

販売シーズンが終わったら、苗づくりをしながら、

営農法人でお米作りの手伝いをして、

土日はお店で雑貨の販売などを行う予定との事。

今のお店を「直売所形式」にしているのは、

接客に手間をかけ過ぎず、自分のペースで取り組める為です。

お店の奥にいて、自分の作業をしながら、

お客様が来られたら、その都度対応をされています。

それは、イチゴの生産から梱包までを

一人でこなす南さんの

「一人で出来るだけの事を

出来る限りの力で行おう。」

という方針に基づいています。

大きくは儲からないが、

自分時間を中心としたライフスタイルに合っていて、

ここに移住してきた意味を実感し、

その気持ちを忘れることなく、

「自分らしい空間をつくっていきたい。」

と語ります。

働き過ぎて、自分を見失っていた

過去の経験があるから、今は自分のペースで働ける。

今までの経験は決して無駄ではなく、

自分が作り上げたお店で、

それを求めて足を運んでくださる

お客様との会話を楽しみながら、

楽しく仕事をしていきたい。

「今のお店作りは、この場所だから合っていると感じています。」

と語る南さん。

これ以上の事業の拡大は考えていないが、

インスタを見て県内外からの来店者があり、

既に、お店の近所から

何度も訪れる常連さんもおられます。

「自分の事業に賛同してくださる方も増え、

嬉しい事ではあるが、

基本は自分で出来る範囲で

自分を見失しなわない様に

出来る範囲でやっていきたい。」

そんな南さんの感性とイチゴが素敵に科学反応して、

心地よい空間が出来ていて、

「一度訪れたら、又、行ってみたい‼」

そう思える素敵な空間を楽しませていただきました。

お店情報:

ストロベリーショップ「いちごの木△」

住所:〒692-0007 島根県安来市荒島町2992−2

連絡先: 080-6164-4054