2017.3.5
駐車場コンクリートを仕上げる様子です(^-^)
安来市、松江市、米子市で外構、エクステリア工事を設計施工しているマエダプラスターズの前田です(^-^)
普段私達が施工している作業をお見せします。
先日から工事をさせて頂いているお客様の駐車場に、コンクリートを施工する作業を紹介します。
私達が普段何気なく作業をしている事でも、
お客様が目にする機会は少ないので、作業についても積極的に発信しています
駐車場のコンクリートを施工する場合、
まず、施工範囲を決めて土を取り、下地に砕石を入れて、プレートにて踏み固めます。
プレートはこの様な機械です。
その後、施工部分を型枠で仕切って、ワイヤーメッシュ筋という金網を敷きます。
これが何かと言うと。
コンクリートは、そのままでも十分強度がある物ですが、材料としてセメントを使っています。
セメントの特性として、水分を吸収すると膨張し、乾くと収縮します。
それは軽微な物ですが、ひび割れの原因になって来るので、それを防止する為の補強です。
ワイヤーメッシュ筋は必ず浮かして施工します。
弊社では、
ポリエチレン製のスペーサーを使っています。
スペーサーは多種多様あり、コンクリートで出来た物もあります。
ワイヤーメッシュも、形式的に敷いただけでは、本来の性能を十分発揮していません。
コンクリートは固まるまで流動状です。打設時に周りを汚す可能性があるので、飛散防止の養生をします。
今回は、お隣様が接近している為、重点的に対策をしました
コンクリートを一輪車で運び、奥から徐々に均して行きます。
ここで、秘密の道具が登場します。
あ、業界では一般的です
正式名称は不明ですが、私達は「タッピング」と読んでいます。
コンクリートは砕石、砂、セメント、水で出来ています。
表面の仕上げをする際に、砕石ではなく、砂とセメントが表面にあると、良い仕上げになります。
その為に、この「タッピング」を使い、生コンクリートの表面を叩いておきます。
そうすると、流動化現状によって、水分の多い物が上にあがり、砕石は沈んで行きます。
言葉にすると難しいですが、専門用語では「ノロを出す」の一言で伝わります(笑)
施工範囲の中に、雨水枡が入っている場合があります。
その時は、枡の高さを仕上げと同じ高さに切りそろえ、蓋の表面はコンクリートで汚れない様に養生テープを貼ります。
今回は表面に刷毛模様を付ける「刷毛引き仕上げ」をしました。
これは、表面をざらざらにして滑り止め効果を高める為です。
建物の立地条件などや、お客様の好みなどを総合して「仕上げ方法」を決めています。
コンクリートの仕上げが終わっても、表面は柔らかい為、きちんと安全対策をしてお客様の通路を確保しながら、次の作業を進めます。