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2019.8.15

お庭作りはお客様と共に

こんにちは。

エクステリアプランナーの前田です。

外構工事を設計施工させて頂きました。

お話を頂いたのは、昨年の7月頃でした。

お客様が建物を建てる計画をしておられました。

敷地には、まだ建物の形はありません。

その段階で、お庭の計画を頂く事は、とても光栄に思い、

精一杯、お役に立てる様にしたいと思いました。

弊社では、エクステリア専用CADソフトを使い、

想像を形にする、「完成イメージ」を作る事が出来ますので、

建物が建っていなくても、お庭の完成図を見る事ができます。

プランを作って行く際は、まず、ご希望を良く聞く事から始まります。

例えば、

「お車は何台ありますか?」

etc..

といった、些細な情報を積み重ねて、

お客様の理想とする形をデザインとして、

図面の中に入れて行きます。

パソコンソフトによって、図面を立体的なイメージにする事ができますので、

その完成イメージを見て頂き、変更点があれば修正して、

また、それを完成イメージとして、ご確認頂きます。

こうした作業を繰り返して行くと、段々と理想に近いお庭が出来上がって行きます。

実際に作らせて頂いたイメージがこちらです。

完成イメージ

実際の完成写真

今年に入り、お客様より「いよいよ建物の建築が始ります。」

という連絡を頂きました。

お客様からのご要望の一つとして、

「引越しまでに、駐車スペースを確保して欲しい。」

というお話がありましたので、

建物を建築されている工務店さんと打ち合わせをして、

お引渡しの前に、外構工事を始めさせて頂く事にしました。

無事、お引渡しまでに、

駐車場のコンクリートを施工することが出来ました。

施工中

駐車場のカーポートは、

2台用のカーポートに屋根だけが延長となったタイプを希望されていました。

2台用+間口延長

色々調べた結果、

LIXILのテリオスポートⅢという商品が、

一番長く間口を延長できる事がわかりました。

組立作業中

耐積雪量は100cm対応のものです。

屋根を支える梁は分厚く、社員総出で作業をしました。

駐車場に部分的に使用する砂利は、「黒っぽいもの」

というご要望がありましたので、それに合わせる形で施工していきます。

黒っぽい色の砕石

また、敷地に草が生えない対策をします。

敷地の防草

門塀は、「できるだけシンプルな物にしたい」という事でしたので、

お客様から支給して頂いた、

ポストとインターホンのカバーと一体型になった表札を取り付けさせて頂きました。

門塀と建物

門塀の仕上げは、ジョリパットという素材を使いました。

仕上げパターンが色々あり、何種類か提案させて頂き、

その中から選んで頂いた物で施工させて頂きました。

ジョリパット ミーティア仕上げ

ジョリパット ミーティア仕上げ

突き出したカーポートの屋根によって、

お客様は、できるだけ雨に濡れずに

家に入る事ができます。

カーポートと門塀と建物

門塀の前にある駐車スペースには、緑色の物を使っていますが、

これは、天然の物ではなく、グラスボーダーという人工芝です。

グラスボーダー

痛む事のない素材なので、メンテナンスフリーである所も良い点です。

グラスボーダーとタマリュウ

黒やグレーを基調としたお庭に、

緑が入ると、とても鮮やかに感じる事ができます。

ヤマボウシ

門塀の裏側にオリーブ

正面からは見えない裏庭は、

植栽や芝など、自然素材に溢れています。

裏庭のソヨゴ

裏庭に使わせて頂いた芝ですが、

こちらは、普通の高麗芝ではなく、省管理型として開発されたTM9という芝です。

省管理型 高麗芝 TM9

お客様からのご希望で採用した品種ですが、

インターネットで調べた所、

鳥取県琴浦町にある、「芝生産組合」という所が

販売をしていると言う事が分かりましたので、引き取りに行きました。

芝を張ってしばらくすると、鮮やかな緑色の葉が生えてきました。

それぞれの素材は、その都度確認をしながら施工を進める様にしています。

丁寧であると同時に、できるだけ迅速に工事を終わらせる事も、

とても大事な事だと思い、日々気を付けながら、より良いお庭づくりを行っています。

お客様は工事をする事はできませんが、

その代わりに私達がしっかりと作業を行い、

ご希望に近いお庭をお客様と共に作るお手伝いをしています。

この度は、工事をご依頼頂き、誠にありがとうございました。