2017.12.22
ウエスタンレッドシダーを使った門塀が出来ました。
こんにちは。
エクステリアプランナーの前田です。
ウエスタン レッド シダー(米杉)を使った門塀が印象的なお庭が完成しました。
弊社ホームページをご覧頂き、お問い合わせを頂いたお客様より、
「ウエスタン レッド シダー(米杉)を使用した門塀を作れないでしょうか?」
といったご要望を承りました。
「それから、庭の目隠し為のウッドフェンスも杉板で作りたいです。」
「基本的にできない事はない。」とお答えしました。
早速、プランを作成させて頂く事となりました。
何回かのプラン変更のあと、気に入って下さり、工事をする事となりました。
プランを作成している時は、建物が建築途中でしたので、
完成を待ってからの工事スタートとなりました。
まずは、駐車場部分の工事を進めます。
車が4台止められる、広い駐車スペースです。
車庫入れの際、目安となる様に、スリットを設けておきます。
コンクリートには、ワイヤーメッシュ筋と呼ばれる金網を埋め込みます。
コンクリートの強度が増し、割れにくくなります。
駐車場部分には、何か所か汚水パイプの点検口が出ています。
これは、埋めてしまうとパイプの詰まりなどを点検する事が出来なくなってしまいます。
コンクリートの仕上げり面に合わせて切りそろえておきます。
水か溜まらない様に水勾配を設けますので、それも考慮します。
コンクリートはドロドロの流動の状態で運ばれてきます。
空気に触れると化学反応で硬化しますので、硬化のスピードに合わせて、鏝(こて)を使い、平らに成形します。
今回は「こて押さえ仕上げ」という仕上がりになります。
表面がツルツルしていて、すっきりとした仕上がりになります。
それから、道路側溝に溜まった雨水が駐車場に流れ込まない様に、少しだけ段差をつける処理をしています。
細かい所ですが、使いやすさを考えた設計となっています。
駐車場の工事と並行して、門塀と目隠しフェンスも施工します。
支柱は耐久性の高い、アルミの柱を使用します。
門塀は両面にウエスタンレッドシダーを使った、サイディング材を貼り付けて行きます。
木目の質感が良いですね。
今回はお客様の希望により、ウエスタンレッドシダーをネット販売している会社
「ウッディーロバート」という会社から仕入れています。
お客様のご希望に合わせて、最適なお庭を実現します。
塗装をしていない様に見えますが、クリア塗装をしてあります。
笠木は耐久性を考えて、アルミ製を選びました。
自然な質感を再現する、木目がプリントされています。
庭の目隠しフェンスはアルミ製の支柱と、こちらは国産の杉板を貼り付けています。
全体的にすっきりした仕上がりとなりましたね。
庭部分には、春になったら、芝を貼り付ける予定となっており、
こちらも楽しめそうなお庭です。
建物の裏側は、普段歩きませんが、防草シートと砕石を敷いて、
草の生えにくい仕上がりとなっています。