2017.3.11
安来散策 清水羊羹(きよみず ようかん)「黒田千年堂」
安来市、松江市、米子市で外構、エクステリア工事を設計施工しているマエダプラスターズの前田です(^-^)
情報紙「マエプレ」のコーナー「安来散策」の取材に行ってきました。
安来市清水町にある羊羹(ようかん)の製造と販売をされている「黒田千年堂」さんです。
安来市清水町は「安来清水寺」のお膝元にあります。「安来清水寺」の歴史は約1400年と言われています。
清水寺と羊羹は、あまり関係性が無いように思えますが、
調べてみると「羊羹」の起源は遣唐使として唐に渡った禅僧たちが、
帰国後伝えた肉入りの吸い物が精進化したものだそうです
お寺のお膝元という事で、元々精進料理である羊羹との結びつきが強かった事が、
現在まで「清水羊羹」として残す事につながったのではないでしょうか?
清水町には「羊羹」を製造、販売している会社が4社あり、各々が独自の味を守り続けています。
この中の1社である「黒田千年堂」さんですが、
実際に羊羹を販売しているお店が道路沿いにあり、大きな看板を見つける事ができます。
お店の構えです。
お店に直接買いに来られる方も多いので、店頭販売にも対応しています。
又、お寺の境内にも売店があり、参拝者のお買い求めにも対応しておられます。
それから、ホームページから、ネット販売もされています。
お店の中で、「羊羹」の起源や、「黒田千年堂」さんの沿革について、ご主人の黒田昌臣さんからお話をお聞きしました。
お忙しい中、お時間を頂き大変恐縮です
黒田千年堂さんが作る羊羹は、寒天、小豆、砂糖、水飴で出来ていて、添加物が一切使用されていません。
製餡から包装まで一貫して自社工場で製造しておられます。
最近では、包装技術が上がり、傷みにくくなった為、賞味期限も7か月になっており、
保存の効く贈答品としても重宝されています
色々聞いたお話の中で、印象に残ったご主人のお言葉がありました。
それは、
「この会社が続いて来たのは、羊羹だけを作り続けて来たからです。」
という事と
「この場所で商売が出来ているのは、やはり「清水寺」の観音様のおかげです。」
という事です。
数百年続く企業を目指すには、守り続けて行くものをしっかり見ていく事が大事なんですねー
最後に、今回一緒に取材に来た皆さんとご主人とお店の前で写真を撮らせて頂きました。
写真を撮って頂いたのは、息子さんでした。本当にありがとうございました
とても優しい雰囲気の黒田ご一家です。
折角ここまで来たので、4つある「清水羊羹メーカー」の作る、羊羹を買って食べ比べてみる事にしました。
各社、贈り物に使う大きな物から、一口サイズの物まで、色々と工夫をされています。
味としては、人ぞれぞれ好みがあり、どれも甲乙付けがたいですが、
甘味好きな私としては
「どれも各々に特徴があり、美味しい!!」
の一言です。
最後になりましたが、今回の取材に際し、日時のアポイントや約束など、
色々な方にご協力頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m